#05 優秀な部下なのに、任せた仕事が遅い理由を知ってますか?

※音声をご利用いただけます。再生しながら読むのもおすすめです

社長!お疲れ様です。

今回のテーマは
「人に任せたときに必ず起きる問題」を扱います。

問題解決にあたっては社内はもちろん
外部のブレインの力を借りる場面もあると思います。

でも、どうみても優秀な人であっても
「どうにもならないこと」があるんです。

結果として解決策を打つタイミングが悪くて
せっかくのチャンスを台なしにする・・・なんてことも。

目次

解決できそうな問題を「誰かにやらせる」と起きること

問題って大きく2種類あると思ってます。
・一つは「自分じゃどうにもならない問題」
・もう一つは「自分たちでどうにかできる(かもしれない)問題」

どうにもならない問題への対応策はシンプルですよね。

考えても仕方ない

情報収集だけはしておこう

この流れでほぼ決まりです。
一言でいうなら「だってしかたないじゃん」

ただ今後の影響については
ある程度の情報を集めておかないと・・という感じですね。

例えば
「ガソリン代が上がるかも」って聞いても

「価格が上がる前に満タンにしておこう」
ぐらいしか打つ手はないじゃないですか。


やっかいなのは
自分たちでも解決できそうな問題のほうです。

・似たような事例を何とかしたことがある
・周囲にうまくやって解決したケースを知ってる
・誰に対応させるか、すんなり人物像が浮かんでいる

こういうときは社長の指示があってから
事態が動き始めます。

あなたの従業員なら、社長からの指示があれば
今の作業を止めてでも対応してくれるでしょ。

そちらが多少遅れても影響なければ
全体としては解決の方向に進むことになる。


もしその指示の精度が低いと
そのとたんに迷走状態になるかもしれない。

それでも社長ご自身が直接解決に参加されているなら
さほどトラブルにはなりにくいと思います。

なぜなら、解決のための情報を
同時に社長自身が集めることができるから。

トラブルの原因が生じることになるのは
自分以外に委ねた時点なんです。

原因は「コミュニケーション」そのものにあります。

コミュニケーションのたびに起きる「情報の劣化」を意識しているか

「社長の指示が悪いってんだろ?」

もちろん、そういうときもあるでしょうね。

でもうまく指示ができても、
「どうしても避けられない現象がある」
このことを意識してますか?

それが「情報の劣化」です。

あなたが100理解しても
伝えられるのはせいぜい80ぐらい。

その人がまた別の人に話したら
もう別の話になってる。

伝言ゲームですよ、実際のところ。

人を介するごとに
情報は必ず劣化するんです。


さらにやっかいなのは次のステップです。

従業員がある程度の時間をかけて
問題点を飲み込み、具体的な解決に動いたとします。

目星がついて、社長に報告を上げることになる。

その報告を聞く社長とのコミュニケーションでも
同様に伝言ゲーム効果が生まれます。

キャッチボールをするたびにね。


それでも、完全に解決に至っていれば
いいんですけどね。

もしホウレンソウ(報告・連絡・相談)を
頻繁にやってくれるような優秀な部下の場合には
かえって問題解決から遠ざかるなんてことも。

結果として起きるのは
「解決までの時間が
見込みを大きく上回る」ってことです。

おかしいなと思うことないですか?
ちゃんと指示したはずなのにって。


自分たちでは解決できないからって
外部のサポートを求めても、同じ問題は起きます。

相手が悪いとは限らない。

人と人の関係がある以上、
言葉を介する以上、
どうしたって避けられないのです。

たとえ超優秀なAIだって、
投げかけられる情報の精度が低ければ
見当違いの回答を投げ返すのは
むしろ当然のことですもんね。

コミュニケーションの秘訣は「決して100%一致しない前提」にある

じゃ、どうしましょう?
もうおわかりではないでしょうか。

質問を繰り返して
「お互いの軌道が一致しているか」
確かめる以外にはないのです。

それでも100%にはならないでしょう。
であっても、限りある時間の中でやるしかない。

でもこんな仕組みがあるってことを知っていれば
フタをしてきた従業員への不満や怒りも
多少は減るかもしれませんね。

次に怒る前には
「情報は壊れるものなんだ」
って思い出してみて。

それだけでも変わると思いますよ、見える景色が。


次回は社長の
「信頼できる相談相手」がテーマです。

税理士さんへの社長の姿勢が
全てを物語るっていったら大げさかもしれませんが。

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この記事を書いた人

会計事務所で20年以上働いてきましたが、税理士ではありません。■中小企業診断士として登録してますが、診断しない診断士です。■むしろ資格よりも人を見るクセがついたのかも。■社会人のスタートはプログラマーでした。PCはかなり好きです。自作経験もあります。■ただ、Macにはいまだに苦戦中。Windows歴が長すぎるので(笑)

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